読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アスペルガールのどっこい生きてる日々

52歳、女性、バツイチ独身、そして、アスペルガー2級です。発達障害のある人が、社会で暮らしていくにはどうすればいいか、具体的に紹介していきます。発達障害の方、発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方に、是非来ていただきたいと思っています。

「ウツぬけ」から見た二次障害予防法

この頃話題のベストセラー「ウツぬけ」

 

手塚治虫そっくりの絵柄なのに内容はおゲレツで有名な

漫画家さんの作品

それぞれの回に、実際にウツになった人と

どうやってウツが治っていったかを

インタビュー形式でまとめたマンガです。

登場するのは、ごく普通のOLさんから

映画好きなら誰でも知っている映画監督さん

もちろん、作者の漫画家さん自身も、と

バリエーションが広いのですが

 

私の読後感です

すみません、なんだかすごく、安心しました

安心して、嬉しくなっちゃいました。

 

もちろん、他の人の病気が嬉しい、というわけではありません。

嬉しかったのは、

アスペルガーは二次障害として

 ウツを発症しやすい」という常識

これ、間違っているとわかったからです

 

「ウツぬけ」では、それぞれの人がどうしてウツになったか、から

話を聞いているのですが

その中で多かったのが

「お前はダメだ」「こんなこともできないのか」「役立たず」などと

それ一言では破壊的とは言えないけれど

それでも、毎日毎日、絶え間なく言われている間に

ボディブローのように効いてきて、

いつの間にか、自分で自分に

「お前はダメな奴だ」「役に立たないんだ」

これが次第にエスカレートして

「私なんか、生きている値打ちはない」まで行ってしまう

こうして、ウツになった、という人が、かなり多いのです。

 

たいていのアスペルガーは、これをやられています。

たとえば

私は塾の講師ですが、人の名前と顔を覚えられません。

というよりも

アスペルガーの障害特徴で

細かい変化によく気づく、というのがあります

これは数値の分析などには最高の力ではあるのですが

人に対して働くと、髪を切ったり、帽子をかぶったり

ネクタイの色を変えられたりすると、

それだけで、その人が前と同じ人とは見えなくなるのです。

そのたびに、

「いい加減にしなさい」「協調性がない」「働く気があるのか」

「これも給料のうち」「自分の理屈だけで動かないでください」

の雨あられです。

 

何が言いたいのか、というと

人間はだれでも

ボロッカスに言われ続けるとウツになる

アスペルガーも、健常者も同じこと

だから

二次障害なんて、アスペルガーの宿命でも運命でもなんでもない

つまり

健常者のウツ予防法を

マスターすれば

アスペルガーの二次障害は予防できる

 

そう思ったら

以前聞いた、医師のアドバイス

「二次障害を起こしますよ

 うつ病で自殺する率が高いですよ」

これは、お医者様は善意で言ってくださったのでしょうが

私にしてみれば、お前はウツになるぞ、自殺するぞ、という

たちの悪い占い師の予言のように、

不安なもやが自分の未来にかかっていて、

私の体を縛っていた鎖のように感じていたのですが

その鎖が、一度にばらりとほどけて、

地面に落ちたような気がしました。