アスペルガールのどっこい生きてる日々

52歳、女性、バツイチ独身、そして、アスペルガー2級です。発達障害のある人が、社会で暮らしていくにはどうすればいいか、具体的に紹介していきます。発達障害の方、発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方に、是非来ていただきたいと思っています。

将来の夢

あるんですよ、夢。

現在、満52歳なんですが、だからこそあるんです。

停年退職後の夢。

 

実は、かなり大上段に振りかぶった夢なので

あんまり大きな声では言えないのですが

アスペルガーの天国」を作りたいのです

と言っても、あまりにも漠然としていますよね。

少し丁寧に言いますね。

 

まず、アスペルガーの人が月に二十万以上もらえような

つまり、障害年金と合わせれば

同年代の平均年収と同じくらいになるような

しっかりとした職場を作ります。

職場は、アスペルガーの人を優先採用

ですので、人事評価も、上司からの指示も、作業手順も

すべて、アスペルガーの人の働きやすいようにする

(逆に言えば、健常者には肌の合わない職場になることでしょう)

 

住まいは、仕事場の近く

家族と一緒に暮らしたければ、十分暮らせるくらいの家賃

障碍者だからと言って、家を貸さないような大家さんなど

こちらから願い下げ、と言えるほど、物件は豊富

 

職場でも、地域住民のパーセンテージでも

アスペルガーが相当多いので、地方行政も

アスペルガーに配慮せざるを得なくなる

教育に関しても

小学校では、修学旅行の参加・不参加は自分で決められる

パニックになったとき、一人になれる場所がたくさん用意してある

内申書には「協調性」の項目はない

学校のない土曜日には、得意なことや興味のあることを伸ばせるようになっており

特別講座や、大学の授業の聴講も受け入れてもらえる。

 

選挙では

アスペルガー関係者の票は無視できないくらいの分量になるので

大人の発達障害への支援や、学習会が充実している

 

仕事の職種は広く農業から

農産物を使った製品の製造や販売

教育、不動産まで、アスペルガー優遇の複合企業があり

町の発展や経営は、企業とアスペルガーなしには成り立たない

アスペルガーで町おこし」をした、障碍者の町として

まだ社会に出ていない、年若い発達障碍者

希望を抱かせる町になっている

 

わかっています、夢物語ですよ。

でも

でも、ですよ。

 

もし、エジソンが、夜も昼のように明るくしたい、という夢を持たなかったら

電球なんて、まだ発明されていないと思うんです。

 

話が大きすぎるのもわかってはいるんです

でも、「棒ほど願って箸ほどかなう」と言いますよ

つまり、夢は大きければ大きいほどいいんじゃないでしょうか

(まあ、実際は小さな作業所を一つ、

お給料は毎月一万も出せれば御の字、というのが

現実だとは思うのですが

 

それに。

このような街を、本当に作ってしまった人がいるのですよ

もっとも、アスペルガーの町ではなく、自動車の町ですが。

カンのいい方はピンときたかもしれません

愛知県、豊田市です。

トヨタ自動車の町、豊田

それなら、アスペルガーの町ができたって、おかしくはないんじゃないか

 

これが、今の私の夢です。

考えるだけで幸せになれるけれど

はるかかなたの、見果てぬ夢です。

 

 

 

そんな企業と町を、作りたい