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アスペルガールのどっこい生きてる日々

52歳、女性、バツイチ独身、そして、アスペルガー2級です。発達障害のある人が、社会で暮らしていくにはどうすればいいか、具体的に紹介していきます。発達障害の方、発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方に、是非来ていただきたいと思っています。

健常者にしないで欲しいこと② 押し付けないでください

 

幸せの形なんて、人それぞれ

美味しいものを食べるのが好きな人

家族と一緒に過ごせればそれで充分な人

社会で名を成して、誰からも尊敬されたい人

それぞれが、いわばその人の好みです

ありがたいことに、現代の日本は自由主義の国家なのですから

自分が一番好きなことをして、

好きなように暮らしていけばよいのです

どれが正しい、とか、どう生きるべきか、というお説教なんて

おとといおいでなさいませ、と笑顔でお断りしたいくらいです。

 

特に、アスペルガーに何かを押し付けることは

まず、できないと思ってください。

 

猫を飼っている方なら一番話が早いのですが

本来的に、猫は犬と違って

忠誠心などは薬にしたくもありません

ご飯を貰い、トイレを掃除してもらい、幸せに暮らすために

ダメと言われたことは、やらない

ただし、飼い主がいるところでは

夜中に人目がなくなると、そっと袋菓子のパッケージを開けて

中身を盗み食いくらいはする

叱られても

だって、食べたいんだもの、と平然としています。

 

社会で生きているアスペルガーも、心の中は猫のようなものです

表面ではルールに従っているものの

単に表面だけ

心も頭も全然ほかの方面に飛んで行っています

ただ、経験上、自分の思ったことを思った通りに言うと

どこまでもごたつくので、黙っているだけ

ついでに言えば、この時は

いわば「心のスイッチ」を完全に切っているので

特有の無表情になっていることがほとんどです。

 

アスペルガーの幸せは、健常者の考える幸せとは

かなり違っていることが多いです。

例えば

アスペルガーにしてみれば、健常者が考えていることはよくわからない

時々、突然怒り出したりする

(これは、一般常識からみると

 アスペルガーの方が失礼だったり

 非常識だったりするのですが

 そもそも「一般常識」を作ったのが健常者ですから

 アスペルガーにとっては、初めて放り込まれた外国での

 生活習慣を学んでいくようなもので

 どうしても失敗が多いうえに、最後の一線では

 理解できません)

なので、

「人からちやほやされる」「友達たくさん」

などは、聞いただけでぞっとします

自分の時間と引き換えの「立身出世」も嫌う人の方が多いでしょう

「会社は永遠」なんて思うアスペルガーはまず皆無ですし

お金も分不相応に多くて、自由に使っていいと言われると

途端に何をどうしていいのかわからなくなりますので

障害年金と合わせて、生きていける額を貰えれば十分

 

つまり、アスペルガーの幸せというのは

自分の心の満足する生き方に尽きるのです

もちろん、何をすれば自分が満足なのかは

人によって違います

 

なので

特に、アスペルガーのお子さんをお持ちのご両親は

健常者の考える最大公約数的な幸せを

押し付けないであげてください。

その幸せをゲットするための型に、お子さんをはめ込まないであげてください。

お子さんにとっては、それこそが大きな不幸なのです